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ウラジーミル・ソロヴィヨフ(1853-1900)はドストエフスキー、トルストイをはじめ象徴派の詩人など多くの文学者に深甚な影響を与えたスケールの大きな哲学者・詩人です。
本書は明晰な論理で神、人間、自然の内的統一を説くソロヴィヨフ哲学の諸問題を集約した代表作です。
本書の値段を大変高く設定させていただいたのは絶版で何冊もなさそうだからです。ちなみにヤッフーショッピングではで1冊しか売られていませんでした。もし皆様の中で、もっと安く売られているよと情報をいただけたら、もっと安くする予定です。
[参考]以下は、ある人のコメントです。
「神人論」は大正時代の邦訳を図書館の資料室でしか読めなかった時期がかなり長くある(持ち出し禁止のため)。本書は翻訳者である御子柴氏の努力や思い入れが感じられる力作。当分、新訳はないと思うので私同様ロシア語が看破できないが興味のある向きは買えるうちに入手を奨めたい。
様々なエピソードや伝説に隠れて彼がオカルトや神智学(シュタイナー以前での意味の)の空気を吸った神秘的人物と何故か受け入れられてしまった現状、そんな妄想や本人のパブリックイメージをそぎ落としたら彼の思想的核として本書「神人論」が残るだろう。全く正攻法かつシンプルにロシア固有の現代哲学創出が語られ、そして一つの類型足りえる一応の論理的な完成をみている。しかも掲載されるや当時の社会また思潮界から圧倒的支持を得たが直後から嫉妬や政治的に圧迫されたのは他のロシア思想家と酷似する。だがこの時(1874年ごろ)の彼は西欧の近代主義に拮抗する形で正教と東方を繰り出してくる熱血漢であり我が国はもとより西欧での、かような動きが表面化するのはポストモダン以降であることを思えば100年早いソロヴィヨフの有り余る才能が眩しい。ロシア人の西欧哲学者が手元の歴史を武器に論壇に上がっているのではないという点が彼に対するイデオロギー的誤読や後のソヴィエト体制下での長い眠りへと繋がる。宗教哲学と西欧近代の狭間の広大な矛盾空間で模索し生涯を終えた彼のもっとも初期のストレートな衝動が綴られた大傑作だ。
本書は1972年(358ページ)の初版本です。箱に入れてあったためか経年劣化によるヤケやシミ汚れは少ししかありません。本文自体もキレイです。「いのちのことば社」
商品の情報
カテゴリー | 本・雑誌・漫画 > 本 > 人文 |
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商品の色を | ブラウン系 / イエロー系 / オレンジ系 |
商品の状態 | 目立った傷や汚れなし |
商品の説明
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